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デザイナーとしてどう向き合うか、SDGsを意識してみる

子どもの手に浮かぶ地球
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僕たちの日常生活の中においてSDGsというワードを聞くことがよくあります。

実際にSDGsは一人ひとりで取り組むことができ、その一人ひとりの取り組みが積み重なり大きな効果を発揮します。

日常生活でSDGsを意識して、小さな取り組みでも実践していくことが大切です。

さて、このブログではデザインというカテゴリーから離れていても知っておくべき事柄や教養についても取り扱っていこうと思っています。

今回は、SDGsについての基本的な情報や僕の考えをお伝えしていきます。

SDGsとは?

SDGs17のゴール

SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称で、「持続可能な開発目標」という意味です。簡単に言えば、地球のみんながこの先ずっと暮らし続けられる世界を目指すための目標ということです。

2015年に国連で開催された持続可能な開発サミットで採択され、2030年までに17個の目標の達成を目指しています。

貧困や飢餓、環境問題やジェンダー平等など、僕たちが抱える問題や課題を解決していこうという内容になります。

なぜ必要なのか

僕たちの住む地球はますます複雑なシステムになっていて、これまでに直面することのなかった大きな問題も増えてきています。

異常気象や海面上昇、希少動物の絶滅や森林破壊、飢餓や貧困など、豊かになっていく生活の裏では想像しがたい大きな負担がかかっているのです。

世界が抱えている大きな問題をこのまま見過ごしていけば、必ずシステムは破綻し、暮らすことのできない地球になってしまいます。

こうした事態を防ぐためにも、地球の誰一人取り残さない問題解決の取り組みとしてSDGsが定められました。

日常にあるSDGs

僕たち個人としても、実際にできるSDGsの取り組みを考えていくことが大切です。
ここでは、その参考となる3つの身近な取り組みを紹介します。

フードドライブ

寄附された食品

フードドライブとは、家庭で余った食品を学校や職場などに持ち寄ってフードバンクや施設に寄付をする取り組みです。

食品ロスの問題や貧困を減らすための取り組みとして機能しています。

持ち寄るこのできる食品は、未開封品であること、常温保存可能であること、賞味期限が十分あることなど、基本的には衛生的に問題のないような条件が設定されています。

フードドライブを行なっているコンビニやスーパーもあるため、身近なところで取り組みへの参加が可能です。

フェアトレード製品

カカオの木

フェアトレードとは、開発途上国で生産された原料や製品を適正な価格で継続的に購入し、生産者と労働者の生活改善や自立を目指す貿易の仕組みのことです。

フェアトレードの取り組みとして認められた製品には、国際フェアトレードラベル機構(FLO)や世界フェアトレード機関(WFTO)が付与したラベルをつけることができます。

フェアトレード認証製品はコンビニやスーパーで購入することができるため、意識して購入してみるのも良いのではないでしょうか。

マイバッグ・マイボトル

エコバッグ

レジ袋有料化にともない、マイバッグを持ち歩く人も増えたのではないでしょうか。マイバッグを使うことによってプラスチックのレジ袋の使用量を減らすことも立派なSDGsの取り組みです。

また、マイボトルを持参してペットボトル飲料の購入を減らしたり、スターバックスなどマイボトルに購入した飲み物を入れてくれるカフェを利用するのもおすすめです。

マイバッグ・マイボトルにとどまらずマイ〇〇を見つけて、積極的にゴミを減らしていく活動を行えると理想的ですね。

SDGsとデザイン

パレットを囲むデザイナーたち

僕の得意とするのはWebデザインですが、Webデザインの分野からSDGsの取り組みとして目に見えて大きな効果が出せるかというと、そうではありません。

しかし、SDGsとデザインはどのような関係があるか、また、デザイナーとしてどう向き合うべきかということを常々考えています。

考えることは大切で、考え続ければそのセンスが身につき、目に見えて大きな効果は出せなくてもSDGsの取り組みをサポートしていけるようになると思っています。

ユニバーサルデザイン

Webデザインに取り入れることができるSDGsの考え方として、ユニバーサルデザインがあります。

ユニバーサルデザインとは、年齢・性別・障害の有無などの違いにかかわらず、誰でも分かりやすくて使いやすいデザインのことです。

Webサイトであれば、タイポグラフィを見やすくしたり、見分けがつきやすい配色を行ったりと様々な部分に取り入れることができます。

ウェブアクセシビリティ

ユニバーサルデザインに関連するところで、2024年4月からウェブアクセシビリティの確保が義務化されました。

ウェブアクセシビリティは、利用者の障害の有無やその程度、年齢や利用環境にかかわらず、ウェブで提供されている情報やサービスを利用できること、またはその到達度を意味しています。

ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック|デジタル庁

今のところ罰則はありませんが、これからの世界を考えていく上でウェブアクセシビリティは取り組んで当然になるような気がします。

実現したいWebデザインと、アクセシビリティのバランスをどう取っていくかということを提案できるデザイナーになりたいですね。

WebサイトでSDGsの取り組みをアピールする

SDGsの取り組みをWebサイトや特設サイトでアピールする企業が増えています。

Webサイトは、SDGsの取り組みを知らせるための優秀なツールとなり得ます。

消費者に向けてSDGsの取り組みをアピールすることは少しでも多くの方にSDGsを知ってもらうきっかけにもなるので進んで行いたいところです。

WebデザイナーとしてもSDGsについて知っていれば、SDGs関連のWebコンテンツを作る際に必ず役立つため、やはりSDGsを意識することが大事ではないでしょうか。