フリーランスのWebデザイナーになるために身につけるべきスキルは、デザインスキルだけではありません。
デザインをつくる以外の仕事も全て自分で行っていく必要があるため様々なスキルが必要です。
今回は、フリーランスとして活動している僕が実感したデザイン以外の必要スキルを5つご紹介していきます。
フリーランスに必要なスキル
- 提案力
- 発信力
- コミュニケーション能力
- 責任を果たす力
- 仮説を立てる力
提案力
フリーランスは基本的に自分で仕事を獲得しなければならないため、自分のスキルをクライアントに伝える提案力が必要です。
「自分はこういうことができます」ということをただ伝えるだけではいけません。自分のスキルがクライアントの課題をどう解決できるかということに注目する必要があります。
例えば、Webサイトをつくりたいというクライアントに対して、「自分はWebサイト制作が得意です」と伝えるだけでは採用の可能性は低いと思います。
クライアントが、あなたに仕事を依頼したらどうなりそうかというイメージを描ける提案こそ良い提案と言えるのです。
発信力
自分のことを発信していく力もフリーランスにとっては重要です。
いくらWebデザインをする能力が優れていたとしても、それを人に伝えないことには何も始まりません。
いまは個人で情報発信ができる時代のため、なおさら発信力が必要になります。SNSを始めれば誰でも手軽に情報を発信できますし、僕のようにブログを運営するのも一つの方法です。
発信力を磨くためにはマーケティングの学習がおすすめです。
誰に対して、どのような手段で情報を発信していけば良いのかという知識もクライアント獲得のためには大切です。
コミュニケーション能力
クラウドソーシング等ネット上にサービスを出品して問い合わせを待つという待ちの営業もありますが、基本的に、クライアントにはこちらからファーストコンタクトをとっていかないといけないと思っておきましょう。
ファーストコンタクには勇気も入りますが、連絡しないことには始まらないので臆することなくメールや電話をしていく必要があります。
また、実際に仕事をしていく上ではクライアントの要望を引き出すコミュニケーション能力も求められます。
クライアントは自分でWebサイトを作れなくて困っているわけですから、そこを解決するあなたがしっかりとコミュニケーションをとり、クライアントの満足する仕事をこなして行かなければいけません。
責任を果たす力
自分で引き受けた仕事の責任は全て自分に降りかかってきます。
会社員であれば同じ会社の上司や同僚が助けてくれますが、フリーランスの場合、チームを組んでいない限り一人で全てやらなければなりません
契約以上の仕事内容は別ですが、引き受けた仕事において「やっぱりできません」はなかなか通用しません。
仕事を最後までやり通す力は絶対に欠かせません。
途中で放棄することは絶対にやめましょう。
ハラスメントなど特別な事情を除き、辛いことがあっても、何がなんでも仕事はやり遂げるという根性も時には必要です。
仮説を立てる力
仮説を立てる力はかなり大切です。
会社では会社の計画に沿った目標が与えられますが、フリーランスの場合、それは自分で考えていきます。
どのようなゴール設定をすべきか、また、そのゴールに辿り着くためにはどのようなことをしていく必要があるのかを決めなければなりません。
そしてそれは、初めから正解かどうか分かりません。こうすれば良いのではないかという仮説でしかありません。自分にとって正解の道筋を立てるためにも、仮説を正しく組み立てる力が必要なのです。
さらに言えば、実際に仕事をしていく上でも仮説は立てるべきです。
何の考えも持たずに当てずっぽうでデザインを作るのではなく、しっかり仮説を立てた上でデザイン制作を行っていけば良いデザインの制作につながります。