あなたは読書をしていますか?
本を読めば様々なメリットを享受することができますが、忙しくてなかなか読書ができないという方も多いのではないでしょうか。
考えてみると本は人類に多大な影響を与えてきました。
いまでこそ世界中の人とコミュニケーションを簡単にとることができますが、昔々の世界では、本は重要な情報伝達の手段であり、考えを発信していく手段でもあったのです。
時代が変わったいまでも読書の本質は変わっていないと思います。
本を読むことで人生を変えることができるとさえ信じています。
この記事では、読書のメリットや読書習慣が身につく方法、また、僕が得意とするデザインとの関係性についてお伝えしていきます。
読書の必要性
そもそも生きていくのに読書は必須か
「読書のススメ!」というタイトルをつけている手前恐縮ですが、現代において生きていく上で読書は必須ではないと思います。
インプットすべき情報は本以外からでも得ることができますし、子ども時代から教育を受けるので学力や思考力も身につきます。
日本の教育では教科書を使用するため、必要最低限の読書は誰でも行っていると言ってもよいのではないでしょうか。
それでも僕は読書推進派ですし、世の中には読書を推す人がかなり存在しています。
ではなぜ、生きていく上で必須ではないのに読書がおすすめなのでしょうか。
読書によって仕事と暮らしの質が上がる
本を読まなくても生きていけますが、読んだ方が圧倒的に良い人生を送ることができます。
読書をすることで仕事と暮らしの質が上がります。
例えば自分の仕事に関係のある本を読むことで、仕事の質を向上させることができます。
上司に相談する、自分でやってみて経験する、セミナーに参加するなど様々な成長方法がありますよね。その中に「読書をする」を加えてみてください。
実は、本は自分を成長させるための手段としてかなりコスパが良く、とても優秀な存在なのです。もちろん、暮らしにおいても同様です。
読書のメリット
読書のメリットは特に以下の3つです。
- 文章力がアップする
- 有益な情報を得られる
- 想像力・考える力が身につく
文章力がアップする
本を読むことで知らない語彙を覚えたり、文章を組み立てる力をつけることができます。
本に書いてある文章は基本的に校正と言ってプロが間違いやおかしい箇所を修正しているため、綺麗に整っています。
整った文章を書くためには、整った文章に触れることが大切です。加えて自分の知らなかった言葉に出会うことができれば、語彙力もアップします。
有益な情報を得られる
本にはたくさんの知識が詰まっています。
色々な体験をしてきた人が書いた本、色々な研究をしてきた人が書いた本を読むことにより、自分の知らなかった世界に触れることができます。
自分が成長したいと思っている分野の本なら尚更有益な情報ですね。しかも、自分とは全く関係のない分野の本からもインスピレーションを受けることができ、可能性は無限大です。
有益な情報を得るために本を読むのはかなりおすすめです。
想像力・思考力が身につく
本は基本的に活字です。
目で活字を見て頭に情報を入れ、その場面や情景を頭で思い描きます。今まで自分で思い描いたことのなかったようなイメージが広がり、想像力が鍛えられます。
特に小説を読めば、より想像力を身につけることができます。
また、読んだことに対して自分なりの考えを持つことが大切です。そのためにも、情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えながら読まなければいけません。
考えながら本を読むことで思考力が身につきます。
読書が続かない理由
冒頭でも述べましたが、本を読みたくても読めないという方は多いのではないでしょうか。その原因を僕なりに考えましたので、みなさまに共有していきたいと思います。
僕が考えた読書の続かない理由は以下の3つです。
- 本を読むこと自体が目的になっている
- 本を読む時間がないと思い込んでいる
- 理解できない部分でつまずいてしまう
それぞれの理由について詳しく見ていきます。
解決する方法も後述します。まずは理由から解剖していきましょう。
本を読むこと自体が目的になっている
あなたが本を読みたいのはなぜでしょうか。
きっと情報を得たかったり、自分を成長させたいからだと思います。
それがいつの間にか「本を読まなければいけないから本を読む」という考えになってはいませんか?
これってとてもつまらないですよね。
半ば義務感のようなこの考えは、読書をつまらなくしてしまいます。
本を読むこと自体を目的にしていては、読書が好きなのかどうか疑心暗鬼になり、読んだ後に何も残りません。
本を読む時間がないと思い込んでいる
この理由は読書について話しているとよく聞く理由です。印象としてはこの理由が一番多いように感じます。
仕事が忙しい、家事が忙しい、他にやるべきことがあって本を読む時間がないというように、とにかく読書に充てる時間がない感じです。
忙しいを理由にしていると読書はいつまでたってもできません。
読書時間は勝手にできるものではなく、作るものです。
理解できない部分でつまずいてしまう
本を読んでいると理解できない部分が出てくることがあります。
どのような意味で書かれているのか分からない、何を表しているのか分からない、小説独特の表現で頭に入ってこないなどです。
そこでこの本は難しいと読むのを諦めていませんか?
一度分からないことがあるとついついそのまま読むのをやめてしまいます。
読書習慣が身につく方法
読書習慣を身につけるための方法は主に以下の3つです。
- どんな情報を得たいか決めてから本を選ぶ
- 短い時間でちょっと読みでも良い
- 理解できない部分はとりあえず飛ばす
どんな情報を得たいか決めてから本を選ぶ
本を読んだ後のことを先に決めておくと、完読しやすくなります。つまり、どんな情報を得たか決めてから本を選ぶということです。
ビジネスマナーを身につけたいならビジネスマナーに関する本、世界の歴史について学びたいなら世界史に関する本、清らかな世界に浸りたいならそういう内容の小説など、自分のニーズに合わせてみましょう。
もちろんフィーリング買いも全然ありですが、読書がなかなか続かない方はまず自分のニーズを満たしてくれる本がおすすめです。
短い時間でちょっと読みでも良い
1日30分間の読書が最適という説もありますが、まずは1日5分でも10分というちょい読みでも良いです。10分であれば時間を確保できるのではないでしょうか。
朝10分早く目覚めてみる、通勤・退勤の電車の中で読む、昼休みに10分間確保する、睡眠前の10分間を使うといった具合に時間確保をしてみましょう。
ちょっと読みを始めると、もっと読みたいという気持ちが出てきます。そうなるとさらにどの時間を読書時間に充てようか考えるようになります。
ちなみに読む冊数よりも1冊から得られる情報の方が大切なので、冊数やページ数など、どれだけ読めたかということは気にしないで大丈夫です。
理解できない部分はとりあえず飛ばす
理解できない部分が出てきた時、そこで読むのを辞めるのではなく、とりあえずその部分を飛ばして読み進めましょう。
本に書いてあること全てを理解しなくても問題ありません。
一度最後まで読んでみてから理解できなかった部分に戻ると意味を理解できることはよくありますし、なんなら章を丸ごと飛ばすこともたまにあります。
前から順に理解していかないといけないという考えは捨てましょう。
読書とデザインの関係性
デザインを行なっていく上で読書は欠かせません。
特に以下の理由で僕はそう思っています。
- デザインに関する本がたくさんある
- デザインの言語化
- 思考力と編集力
デザインに関する本はたくさんある
デザインを学ぶ上で、書籍からの学習は重要です。
スキルや知識、歴史などデザインに関する本はたくさん出版されていて、Webデザインに関して言えばプログラミングやデザインソフトに関する本もたくさんあります。
ネットにはないようなユニークな観点の本もたくさんあり、ついつい購入してしまいます。
デザインの言語化
デザインを仕事にしていくのであれば自分が作ったデザインについて説明できる、文章にできるということは必須です。
そのために読書で文章力を磨き、論理的な説明やクライアントが納得する説明をできる力を育てていきましょう。
言語化に関する本もあるので、そういった本で知識を身につけるのも良いと思います。
思考力と編集力
デザインを作る上では思考力と編集力が欠かせません。
デザインをどう組み立てていくか、どのようなデザインにして魅力を伝えていくかという思考力と編集力が優れていればいるほど良いデザインが出来上がります。
これは言語化にもつながります。思考と編集によって生み出されたデザインを言語化できる。僕はこのプロセスを大切にしています。
本を読むことによって思考力をアップさせることができ、編集された文章に触れることで、ものごとを的確に伝えていくための並べ方を理解していきましょう。